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フィロ・ファーンズワース フューザー : ミニ英和和英辞書
フィロ・ファーンズワース フューザー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

フィロ・ファーンズワース フューザー : ウィキペディア日本語版
フィロ・ファーンズワース フューザー[ちょうおん]

フィロ・ファーンズワース フューザー若しくは単純にフューザーとは、フィロ・ファーンズワースによって発明された核融合装置である。数多くの研究者により開発されてきた従来の核融合装置との大きな違いは、磁場によってプラズマを封じ込めて緩やかに加熱するのではなく、反応容器内で瞬間的に高温状態を作り出す慣性静電場閉じ込め式という点である。
開発当初は核融合エネルギーの実用化かと期待されたが、開発が進むにつれ困難であることが判明し、むしろ中性子発生装置としての用途に活路を見出された。今日では、その特性を活かして、非破壊検査や地中の地雷爆発物等、見えない危険物質のスペクトルをエネルギー分散型X線分光計で検出する用途に向けて開発が進められつつある。
==歴史==

===発明===
フューザーの原型は、テレビジョンの先駆者として知られるフィロ・ファーンズワースによって発明された。1930年代初頭、テレビ向けの真空管を設計していた彼は、電極から電極への電子の移動が高周波磁界によって阻害されるという興味深い現象を発見し、''マルチパクター''と名付けた。その結果、電子を真空管の中央に貯めることができ、高い増幅率を達成した。同時に大量の電子が電極に衝突し電極を侵食してしまうため、現在ではこのマルチパクター効果を防止する対策がとられている。
ファーンズワースはこの現象を研究するうち、核融合の実現に重要な高温高密度プラズマの保持に応用できると思つき、電子もしくはイオンの「壁」によってプラズマを閉じ込める装置を考案した。彼はこの仮想電極の概念を''フューザー''と名づけた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フィロ・ファーンズワース フューザー」の詳細全文を読む




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